安全に自然に、ばれずに鼻筋を高くする方法

2021/08/26
  • G-Mesh(G-メッシュ)
  • 鼻筋を高く・鼻筋を通す
鼻はお顔の中心に位置し、その形でお顔の印象も随分変わります。日本人はには団子鼻と呼ばれる、低くて先の丸い鼻の方が多いと言われており、その形にコンプレックスを抱く方は少なくありません。こちらのコラムでは、安全かつ自然に鼻の印象を変える方法をご紹介します。
松田佳歩

院長の加藤医師同様、形成外科・美容外科・美容皮膚科全ての治療経験のあるドクター。

美容皮膚科領域の治療とされているヒアルロン酸などの注入治療は、実は限りなく外科の領域に近く、神経の走行などの解剖学的な視点が非常に重要である。

 

外科的視点から患者様のお顔について適切なアドバイスを得意としている。お肌(スキンケア治療)についても、都内クリニックで院長を勤めていた頃より、多くの患者様のお悩みに寄り添い、治療を行ってききた。幅広いお悩みに対して治療が行えるドクター。

アジア人の鼻の特徴

アジア人のお顔の最大の特徴は、前方への突出が圧倒的に少ないことです。

額/頬/鼻/顎 これらすべての前方向への突出に欠けています。凹凸が少なく、これがアジア人の顔が平たい、幼いと言われる所以でもあります。

もちろんアジア人ならではのお顔立ちもとても素敵ですが、昨今では額の丸みや、高く筋の通った鼻、シャープな顎、このようなお顔立ちが美しいとされる傾向にあり、アジア人特有のお顔立ちにコンプレックスを抱く方も少なくありません。

お顔に立体感を出すには・・・

額は、日本人特有の平さに加え加齢とともに骨や組織が萎縮し、さらに丸みを失い、ゴツゴツとした印象になります。年々眉が突出してきたとご相談を受けることもありますが、それは額の脂肪の減少や骨の萎縮によりボリュームを失ったために眉の骨が目立って見えているのです。赤ちゃんの額がふっくらと丸いことからも想像できるかと思います。

 

頬も同様に、日本人特有の平さに加え加齢とともに骨が萎縮し、脂肪が減少し、重力によって頬の位置が下がってしまいます。

 

顎に関しても同様に骨や筋肉が萎縮して顎は小さく口角がだんだんと下がってきます。重力によって下へ下へと下がってきた頬のたるみも口元に集結し、もともと顎の小さな方はその受け皿がないためにマリオネットラインが目立ちやすくなります。

 

これらのお悩みは、ヒアルロン酸の治療で解消することができます。

 

このように、痩せてきた額にヒアルロン酸を注入しボリュームを補うことが可能です。

ゴツゴツとした印象が解消されました。

 

長期持続型ヒアルロン酸2本(176,000円)

 

頬のボリュームロス、リフトアップはヒアルロン酸を少量ずつ注入して引っ張るように注入していきます。

ポニーテールをしたときに頬が引き上がるようなイメージです。一昔前の注入方法では、一箇所に多く注入して膨らませるものが主流でしたが現在では、外側に引っ張るように少量ずつ注入していくためいわゆる「ヒアル顔」にはなりません。

ゴルゴラインのようなボリュームを失った部分に対してはそれを補うように注入します。

長期持続型ヒアルロン酸11本(968,000円)

※あご、フェイスラインへの注入も含む

 

顎の立体感もヒアルロン酸で作り出すことが可能です。

比較的若いご年齢の場合、フェイスラインのたるみが少ない(マリオネットラインが目立たない)ため、顎の先端部分のみへの注入でも立体感を出すことができますが、加齢とともに、どうしてもフェイスラインがぼやけ、たるみが蓄積されるため、顎の先端だけでなく、フェイスラインに沿って硬めのヒアルロン酸を注入し、さらに頬のリフトアップのように外側へ引っ張るように注入することで、美しいフェイスラインを手に入れることができます。

長期持続型ヒアルロン酸6本(528,000円)

※フェイスラインへの注入も含む

鼻筋を高くすることも、ヒアルロン酸の注入で可能です。しかし、鼻を高くするヒアルロン酸は、血管閉塞のリスクが比較的に高い箇所。状況によっては重篤な状態になってしまうこともあるのです。

鼻筋のヒアルロン酸は危険・・・?

鼻筋にヒアルロン酸を注入することで、簡単に鼻を高く見せたり鼻筋を通すことが出来ます。しかし、鼻はヒアルロン酸注入をするには危険なエリアでもあります。

 

鼻の周囲には、『眼角動脈』および『鼻背動脈』という動脈があります。この動脈は鼻の鼻背や鼻翼への血流をもたらしています。そのため、万が一ヒアルロン酸がこの動脈の中に注入され、詰まって(塞栓)しまった場合、その部位への血流が途絶え、最悪の場合は壊死してしまうことがあります。一度壊死した皮膚は元には戻りません。

また、これらの動脈は、一部が眼動脈へ繋がっており、万が一ヒアルロン酸が動脈の中に注入されて逆流した場合、失明する可能性もあります。

安全に鼻筋を通すには・・・

鼻を高くしたり鼻筋を通すには、ヒアルロン酸注入以外では外科的な手術(いわゆるメスで切開する手術)が有名です。

シリコンプロテーゼの挿入は確実な効果が得られる一方で、大きな腫れがしばらく続いたり、圧迫固定が必要だったりと、ダウンタイムが少々厄介です。

また、当院のコラムをご覧いただいている患者様には、手術には抵抗がある・・・という方も多いのでなはいでしょうか。

 

そのような方へはG-Meshがおすすめ

そこで当院がお勧めする治療法は、“G-Mesh”という、高品質で安全な溶ける糸を用いて鼻筋を通す治療です。

G-Meshの素材は、医療用の吸収糸であるPCL(ポリカプロラクトン)というものです。

すでに手術で使用されている安全な素材です。それをメッシュ状に加工し、丸い柱のように糸を組んでいます。

治療の流れですが、まず鼻の先端に麻酔をします。

その後、G-Meshが通る部位にカニューレを使って麻酔をします。

そして、その針孔からG-Meshを重ねるように挿入していきます。

初回は最大で4本までがおすすめです。

施術だけであれば10分くらいで終わります。

切開しないため傷も目立たちません。鼻先に針孔が“点”程度に1箇所だけ残りますが、次第に目立たなくなります。

 

施術は年代、性別問わず施行可能です。

G-Meshは、約2年ほどかけて吸収されるため持続期間が長いとされています。

 

一足先に体感をした際の経過は以下のようでした。

施術直後は少し腫れますが、日常生活には支障はありません。前から見るとハイライトを入れたような印象になります。

その日の夜は鈍痛がありましたが、朝までぐっすり眠れました。

そして、翌日は誰にも気づかれることなく1日過ごしました。

1週間くらいは眼鏡をかけると少し痛かったです。

挿入したことを忘れるくらいでしたが、写真で比較すると鼻筋が通ったことを実感できました。

 

「太く低い鼻筋を、少しだけ改善したい」

「手術やヒアルロン酸は抵抗がある」

という患者様にはとてもおすすめの施術です。

 

G-Meshのように、糸を挿入することで鼻の形を整える治療はG-cogノーズという種類の治療があります。

G-Meshと糸に使用する素材は同じものの、形状が違っておりトゲのある形(鉄条網型)で、顔のスレッドリフト(リフトアップ)にも使用される糸の種類です。

当院では、独自の挿入方法によって鼻の先端から糸が飛び出しにくくすることが可能なG-Meshを採用いたしました。

 

G-Mesh番外編〜アップノーズ!?〜

G-Meshでは「鼻筋を通す」「わし鼻をなだらかにする」ことは可能ですが、「鼻先をツンと上にあげる=アップノーズ」にすることは残念ながらできません。

 

アップノーズにすると何が良いかというと、アジア人はもともとnasolabial angle (日本語では鼻唇角度)といって小鼻の根元の角度が小さい、つまり鼻先が引っ込んだイメージがあるのです。

これをアップノーズにすることで、鼻全体を底上げした印象にすることができます。アップノーズは好みが分かれる部分ではありますが、鼻先が上を向き、横顔のEライン(あごの先と鼻先を結ぶ線のこと)を美しくすることができます。

また、鼻先がすこし上がることで可愛らしい印象になります。

アップノーズにしたい場合は、鼻尖形成(耳介軟骨移植)といった外科的手術で可能です。

 

ただ手術をせずに、ヒアルロン酸で手軽にできるならそれもいい方法ですよね。

そこで、当院ではご希望の患者様へはG-Meshとヒアルロン酸を組み合わせた施術をお勧めしています。

 

まず、鼻の先端に麻酔をして、先程の手順通りにG-Meshを挿入します。その後、その針孔から今度は鼻柱に向けてヒアルロン酸を注入します。

 

ヒアルロン酸注入は同じ針孔から行うため、穿刺時の痛みはありませんし、時間にして1~2分ほどです。

G-Meshと組み合わせて、約15分ほどで終わります。

先ほど、鼻はヒアルロン酸注入をするには危険なエリアでもあると述べましたが、鼻の中でもアップノーズにする場合のヒアルロン酸注入は比較的安全です。

アップノーズにする場合は、前鼻棘という骨の上にヒアルロン酸を注入します。

もちろん血管がないわけではありませんが、注入部位は骨の上であり、塞栓などが生じにくい場所ではあります。

 

僅かな変化ではありますが、外科的な施術に抵抗のある方はぜひお試しください。

 

 

【G-Mesh 注意点、副作用】

腫れ、出血、痛み、内出血、感染(化膿)※非常に稀

施術後2年間は、鼻に面皰(ニキビ)が出来た場合は感染のリスクが高くなるため、すぐに治療を行ってください。(内服薬や外用薬を使用)

【ヒアルロン酸 注意点、副作用】

処置は25Gから35Gの針を用いて行います。処置後軽度のむくみ、痛み、内出血などが生じる可能性があります。
ヒアルロン酸・レディエッセ・コラーゲン注入の施術においては非常に稀ではありますが、アレルギー反応、動脈塞栓による皮膚壊死などの合併症の可能性があります。
しかし頻度は非常に少なく経験豊富な医師のもとの治療であればそのリスクはさらに低くなります。

症例写真

使用本数 4本
料金 154,000円(税込)
持続期間

約2年

※2年ほどかけて徐々に吸収されます

担当医 松田 佳歩 医師

 

使用本数 3本
料金 121,000円(税込)
持続期間

約2年

※2年ほどかけて徐々に吸収されます

担当医 松田 佳歩 医師

 

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